もう一度見たい、あのドラマにはならない日々
今週のお題「もう一度見たいドラマ」
今年もドラマをあまり見なかった。
どちらも前シーズンは見てなかったが最高に面白くて毎週楽しみだった。
それ以前に毎週見てたドラマは最後はどれだっただろうか。。
印象に残ってるのは十数年前にやってた、
Stand Up!!という嵐のニノとかがでてたドラマである。
当時中学生だった僕は童貞をこじらせたドラマの世界観にとても感銘を受けた。
今見たらどう思うのだろう?
大阪在住だった為ドラマの中で出てくる「すあま」が何かわからず謎の食べ物でかまぼこの仲間かと思ってたが、大学で関東に出てきた際スーパーで売ってるのを発見しいたく感動したのを覚えている。
現在また大阪に戻ってきたが相変わらずこちらですあまを見かけることは皆無だ。
そんなすあまを置いといてなぜこのドラマが印象に残っているかは単純でキラキラしてたからだ。
青春とは通過する時期に対して呼ぶ名前だけでなく他人との距離感に対して存在する言葉でもある。
僕の人生の中でキラキラしてたのはたぶん大学時代ぐらいだ。
地方の国立大学に進んだ僕は当時大学のキャンパスから自転車で5分圏内に住んでいた。そして友人たちもほとんど同じ状況だった。
会いたいと思う人は物理的にすぐに会いに行けた。
移動手段は例外なく自転車で、おしゃれな自転車に乗る人もおらず例外なくママチャリだった。社会に出て日常的に電車や車になるようになった今からすると夜のキャンパスを自転車で走り抜けたあの日々が大変非日常な時間のように思える。
そんな日々は確かにキラキラしてた。
ただ人との距離が近いということはその分孤独を感じることも多かった。
有限である学生時代という時間の中終わりが来る前提で過ごす楽しい時間はどこか自分の心を不安にさせた。
卒業したら会えなくなるなんてことはないが、夜中にふと話したくなったからコンビニでお酒買って走って会いに行くなんてことはできない。
今回ふと思い出したStand Up!!も内容を細かく覚えてないがとにかく青春物でなんかよいなと中学生ながらに思ったことをやけに覚えている。
そんなドラマみたいな展開はなかったがキラキラした時間をちゃんと過ごせてよかったね私と今の僕は思う。
今年もいろいろあったが何となくコロナのせいで世間は過ぎるのをただ待つ一年だったように感る。
そんなご時世だからか簡単に過ぎてくれるなと切に願った時間をふと思い出す。